鉄や真鍮で物づくり  schmied 1535
さんぽ

 

 

カッパ着て散歩に出かけた
黄色く濁った大きな水たまり
足を入れようか迷ってる次男

散歩っていいな
何気ない日常っていいな

雨のあと風光る日が待ちどうしい
 

 

 

 

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黒電話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2009年リーマンショックの影響で仕事が無くなり人生が大きく変わった。
あたり前の日常が崩れて行った。
そんな暗い時だったけど長女が生まれくれてキラキラした日常を与えてくれた。

それからは、とにかく自分の手の届くミニマムな生活がしたくなった。

学生の時に楽しみにしていた図工と美術の時間を思い出した。
自分が作り出した物を届けて喜んでるもらえるシンプルな流れの中に身を置きたかった。

だから物づくりを生業にしたいと思った。

何の伝手もなくネットで探した金属工房に連絡しまくっていくつかの工房で修行させていただこうとお願いしてみたけど全て断られてしまった。

当時は、必死で今考えるといきなり電話も失礼でしたがメールも使ったこともないくらいの世間知らずでした。

そんな中で唯一見学させてくれたのは、Fuigo の平田さんでした。

工房は、薄暗くってアンダーグラウンドな雰囲気で石炭と油の混じった匂い全てがカッコ良かった。

一発で金属の魅力に取り憑かれた。

その時に工房でリンリンと鳴ってた黒電話を懐かしく思う。

結局どこかの工房で修行は、あきらめて自分で独学にてはじめることになった。
そしてすぐに東日本大震災がおきて、あたり前の日常が崩れて行った。
それでも前を向いて歩いた。

そしてコロナウィルスでまた
あたり前の日常は、崩れていく
大きな渦にのまれ行く自分..... 物づくりをはじめて10年多くの出来事があった。
一番の宝は、子供が3人になってみんな元気に育ってくれていること。

この10年休む間も無く走り続けてきて追われる日々の中
いつの間にか自分のこともわからなくなってしっまった。

コロナで予定していたイベントやお仕事も何件かストップしました。
久しぶりに立ち止まった。

ほんとは、どんな生活がしたいの
何が作りたいの
幸せってなんだろう
何処に向かうの
自分に色々と疑問を持ちかける良いタイミングかもしれません。

どこに行っても何をしても
僕は、僕であって
個性だけは、捨てたくないなって思います。

何故だか最近、高校生の時によく聴いていたPunkをやたらリピートしてます。

 

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うつわとお茶道具展

 


 

Style-Hug Galleryさんにて3/13日からはじまる
うつわとお茶道具展に参加さていただきます。
小林裕之/希(ガラス)・karonji(陶器)・田中義久(金属)
世の中が不安な気持ちで沈み込んでいるけど
こんな時だから、みえてくる大切なこともあると思います。
手にとっていただける方が少しでも
ほっとする気持ちになっていただけたら嬉しいです。
展示について一部内容を変更しています。
お家を出られない方にも届けられるようにもなっています。
以下引用
下記2段階式の会期となります
13日(金)〜15日(日) 11:00〜18:00 通常の店頭展示会
3月16日(月)〜18日(水)
店頭はクローズしてオンラインショップによる展示会 コロナウィルス感染が広がる状況下、作家さんたちと検討させていただきました結果、前半の3日間は通常通り、後半の3日間はオンライン展示会という2段階に会期を分けて展示会させていただきます。 初日〜週末を楽しみに予定してくださっている方もいらっしゃると思います。
直前の変更で告知が行き渡らないのでは?と考え、このような2段階にさせていただきました。
作家が丹精込めて作ったうつわを実際手にとってみてもらいたいという気持ち。
実際手にとって選びたいというお客様の気持ち。
展示会に来たいけれど、このような状況では行けないというお客様にもオンライン展示会でお求めいただければと、来られる方来られない方の双方に配慮できるのではないかと考えて決めました。
・○来店時のお願い ・可能な限りマスク着用をお願い致します。
・入り口の消毒スプレーをご利用後ご入店お願いいたします。
・咳、発熱などの症状がある方、高齢の方や基礎疾患をお持ちの方で感染リスクをご心配される方は ご来店をお控えください。
・体調に不安がある方はご無理なさらぬようお願い致します。
今後の動向を見て、直前に変更になる可能性もございます。
お出かけ前に当店のHPやSNSをご確認ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
・ ・ ・ ※3/15月花密の茶会は、日に日に濃くなるコロナウィルスの近況を考慮し、この時期の開催は中止としました。 ご予約下さった方大変申し訳ございません。 7月にまた開催予定しておりますので、ご都合よろしければご参加下さい。

 

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シワ

 

金属の形を変えようとする時に現れるシワ
このシワを無視して無理やり形を変えようとしても
理想の形には、なってくれない

だから丁寧に向き合って金槌を振り下ろし
少しづつ形を変えて行く

だから近道は、無い

人生も同じ
何かを変えたい時には、問題がシワのように浮き出てくる
ひとつづつ丁寧に向き合わないと
やっぱり理想の形にもなってくれない

お盆を制作中にぼんやり眺めながら
そんなこと考えてました

 

 

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自然の造形美

 

次男の通う幼稚園にある木が以前から気になっていた
一本の木だけど覗き込むと色んな表情を見せてくれて引き込まれていく。

 

美しくも奇妙だったり自然が導きだす造形美にいつも心惹かれる

僕が表現したいのってこんな世界感なのかな…
自分でもよくわからない。

掴めそうで掴めないこの感覚を何年も繰り返して苦しんでいる。

今年こそは、自分の根っこにある物を引き出したいな。



年明けから考える事ばかりで手が止まっています。
それぞれの貴重な命の時間の中で関わっていただけるみんなさん今年も宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

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灯しびとの集い


灯しびとの集いにて出会えた方々、作品を手に取っていただけた方々、主催者の方々ありがとうございました。

クラフトフェア自体がはじめてでした。
設営から何から何まで助けてくれた作家の仲間に嫁さんに感謝します。

物をつくる時に谷川俊太郎さんの詩の一節が頭の片隅にいつもあります。 「百年前ぼくはここ にいなかった」 「百年後ぼくはここに いないだろう」

あたり前のような今、この瞬間に何を生み出せるのか
何を表現出来るのかと考えると魂が揺さぶられます。

この3カ月間ほんと色んな物を見て考えて、自分のフィルターに落とし込みました。
その中でやっと見えて来たことがあります。
そのことを大切に次に進みたいです。










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「銅の壺」

使う道具は、金槌と当て金と火だけ
カンカンと金属がぶつかり合う音が響き渡る
原始的な作業の繰り返し
ある意味、瞑想状態に入る

スケッチも型もない
もちろんゴール何て無い
自分が一番美しいと思ったところで手を止めた時
心臓がドキドキする音がきこえる

この瞬間が味わいたいから
作っているのかも
ふと感じた

 

 

 

 

 

 

 

 

灯しびとの集いに参加させていただきます。

 

ずっと出たかったクラフトイベント

不安と緊張が入り混じまりながらも

ワクワクが溢れだし

一つ一つ形にして行っています。

 

お会い出来る方々楽しみにしています。

 

 

 

 

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スプーンと鍛造

 

10mmの丸棒からスプーンが出来上がるまで
炉に入れて叩いて伸ばしての繰り返し
何度も何度も金槌で叩く

すごくシンプル
でもすごく時間も掛かる
ステンレスは固くって素直には行かない

大量生産の世の中に逆らっている作り方
正直もっと簡単に作る方法もある

でも大切なのは、向き合った時間だと思う
一本のスプーンが出来上がるまでに
色んな想いが浮かんでは、消えていく

泡のような、ふわふわした想いは、溶けてスプーンにも現れてるはず
少しの遠回りと寄り道が好きな僕には、これくらいがちょうど良いです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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工房の扉

「工房の扉」

この先に何が待っているんだろう
想像の向こうに繋がる扉でいて欲しい。

工房の扉になる木を探しにピネル工房、福ちゃんのところに行った時
何年も雨風に打たれ眠っていたBlack Walnutの表情にひとめ惚れした。

反りもあるし割れもあるけど深く刻まれた表情。
ありのまま全て受け入れて一枚板をそのまま扉にしたかった。

普通一枚板を扉にする事は、無いので色々と試行錯誤。
そんなじゃじゃ馬な木を福ちゃんが、なだめるように整えて加工してくれた。

かなり重いのでヒンジは、ヨーロッパなど重い鉄の門扉などに使う
やり方を木と組み合わせながらデザインして作ってみた。

一枚板なので天気や気温によって木も毎日動います。
時には、少し開けづらい日もあるけどそんな時は
機嫌が悪だけと受け入れる。
スムーズに開け閉め出来る日は、機嫌が良いのだと僕も嬉しくなり
ささやかな喜びがある。

そんな扉とコミュニケーションしてると木が生きてるって感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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火を通す

 

人類がはじめて使った金属は、なんだろうって考えていた。

知れべてみると西暦紀元前7,000年〜8,000年頃、新石器時代人によって偶然に自然銅のかたちで発見され、人 類が初めて使った金属であるといわれています。

 

木 材を燃料に生活していた際の炉壁などから金属が遊離することを知ったと見られます。

金属も元は、石の中から熱を加えることによって取り出される。

鉄とかは、融点がもう少し高いのでさらに人類が進化した後に使われるようになった。

 

金属もルーツを辿ればただの石から取り出したもの

自然の一部なんですよね。

 

大量生産の現代

手元に届く材料は、なんだか規則正しく冷たく

自然からは、かけ離れた物にみえる

 

鍛鉄や鍛金は、金属に火を通すことからはじめる

鉄は、赤いうちに叩き

銅や真鍮は、熱を加えなましてから叩く

 

なんだかこの火を通すことが

金属を自然の物に戻していってくれてる気がします。

 

金槌と当て金だけでほぼ形を作って行く

鍛金は、ほんとシンプルで手の感覚だけが頼り。

 

古代の人と基本的には、同じような物づくりだと思う。

紀元前4000年前と変わらない物づくり

神秘的な気持ちになる。

 

そして自分の手でつくり出した物

工芸ってほど綺麗な物ではないし上手でもない。

 

でももっと根っこにある生きるために生み出された物

人間として滲み出る物を作りたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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