鉄や真鍮で物づくり  schmied 1535
螺旋階段


去年からデザインを進めてきた螺旋階段が
形になり設置する事が出来ました。

拘ったのは、本物の鉄の質感です。
どうしたら出せるんだろうって
色々と悩みました。

特に踏み板は炉に入れて叩いたら
歪もひどく平らには、なおらないし
面積もかなりある・・・

色々試してサンプルも作ってみた。
でも楽した中途半端な物づくりで出来上がった
物はやっぱり良くない物ばかりでした・・・

色々と本物を見てきたクライアントさんだから
直ぐにそれは良くない物だと見抜いていました。



だからこそやっぱり全部炉に入れてハンマーで叩こうって決断しました。

きっと中途半端な事しても良い結果は、出ないし
時間が掛かってでもクライアントさんに作って良かったと思ってもらえる物にしよう。





「これが叩く前の新しい板」



その日から毎日朝から晩までコークスを焚きながら
ひたすらハンマーを振り続けました。

踏み板は、二枚重ねでリベット組。
リベットだけでも200本以上。




「叩いた後の板」



踏み板すべてとなるとかなりの面積
しかも鉄板は、9mm。
一回の炉に入れて温められるのは、15儚僂らい。
それを叩いてまた炉に入れての繰り返し。

体もボロボロだけど
一枚づつ仕上がった踏み板の質感を見るとなんだかニヤニヤしてしまった。
必ず良い物になるなって思えてから。




大きな歪は何とか取れました。
今回は、新たな技も覚えたしね。

火によって鉄は歪むけど
火によって歪も直したり出来る

ほんと鉄と火の関係は、奥が深いって思った。








手摺もすべて叩いたけど
脚は、さらに技を使って棒を叩いて筋入れて
さらにネジって作りました。














僕が知ってる鍛鉄の技なんてほんと少しだけど
この先もっと覚えて行きたい。

なんか秘密の技って言うと忍術みたいで面白いねー。
だからこのドキドキ感が無い既製のパーツは、好きじゃない。

なんかこの鉄の技の謎めいたとこが好きで
そのうち自分であみ出した技を巻物に書いたりしたら
面白いなって妄想してます。

螺旋は、ペンキも塗らず鉄そのままで使う予定です。
建物もどんな仕上がりになって行くのかとっても楽しみです。







 
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