鉄や真鍮で物づくり  schmied 1535
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もう一つの時間

 

旅する木と言う本にほんと出会えてよかった。

読み終わる頃には心からこの本に感謝する気持ちで一杯になりました。

そしてますます星野道夫と言う生き方に引き込まれました。

 

 

僕たちの普段は人間が主役で

自然が脇役みたいなところで生きてるけど

 

人を寄せ付けないほどの圧倒的な自然の場合

自然が主役で人間なんてほんの脇役に過ぎない。

 

そんな過酷な場所を旅してきたのに

星野道夫の言葉はなんだか優しいんだよな。

 

本の中でも「もう一つの時間」って物語の中に出てくる言葉がすきだな。

 

「ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは天と地の差ほど大きい。」

 

自分の日常をひっくり返したような

もう一つの時間が流れる場所。

 

旅人はそんな場所をいくつか心に残しているはず。

 

まだまだ旅した場所は少ないけど

僕にも素敵なもう一つの時間が流れてるのを意識できる場所がある。

 

これは凄い財産だなって改めて思えた。

 

 

 

そしてもう一つの時間と言えば

遠く離れた場所でも自分が手で作った物を

誰かが使ってくれていると思えることも凄く幸せだったりもします。

 

7月にOPENされた埼玉のパン屋さん

Cum panis

 

製作させていただいた真鍮の取っ手と傘立の写真を送っていただけました。

ありがたやー!

写真見てとっても幸せな気持ちになりました。

 

思いを込めて作る

大事な事

 

きっとその思いは間違いなく出来上がった物を通して

相手に伝わってるのを感じているから。

 

 

 

 

 

 

 

もう一つの時間

誰かが焼きたてのパン買にお店のドアを開けた時

パンの匂いに誘われてワクワクした気持ちで取っ手を握ってドアを開けるのだろうな。

そんな事を想像するだけで自然と笑顔になれちゃいます。

 

いつか僕もお店に行ってパンを食べてみたい。

その日が訪れるのを楽しみにしてます。

 

お近くの方は是非行ってみて下さいねー。

 

 

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生活に溶け込むように

寒い冬に何度も打ち合わせをかさねた鉄の窓

桜が満開の頃コツコツつくらせていただき

暑い夏にリノベーション工事が終わり引越し

少し涼しくなり生活が落ち着いた秋に写真を撮らせてもらいに行ってきました。

 

季節の移り変わりを感じながら

ふと今年も100日ちょいなのかと思い

なんだか身が引きしまる思いで

クライアントさんの家向かいました。

 

とっても明るい性格のクライアントさん

いつもニコニコだけどさらにニコニコ笑顔でむかえてくれました。

 

大好きな古道具や雑貨がディスプレーされて

新しい生活をとっても楽しんでいるのが伝わります。

 

土間と室内を繋ぐこの窓をクライアントさんも設計士さんも

物凄く拘っていました。

 

きっとこの窓ごしに見える自分たちの生活が

素敵にイメージできてたんだろうな。

 

オーダーありがとうございました

 

 

 

 

 

 

下の三枚は開閉可能な窓に。 

ディテールはシンプル。

 

 

 

開けた時の窓は真鍮の丸棒をつっかえにして

使わない時は壁に掛けておくようにしました。

 

 

 

 

 

 

窓をシンプルになるべくシャープにしたかったので

押し縁が4.5mmのFBでやりました。

なのでガラスと鉄枠の寸法の逃げが少なくって

かなり難しい加工になりました。

 

使ったマイナスネジとビスが120本以上

どうしても真鍮のマイナスネジを使いたかったから

ネジ自体も色々加工したり

みえないところに色んな思いが。

 

 

 

大きな鏡枠もアイアンでオーダーいただきました。

 

 

 

正面のみハンマーで槌目をつけました。

 

 

 

 

 

レールが取り外し可能な

アイアンのカーテンレールも

色々アレンジして使ってみえました。

 

 

 

こんな布のとめかたも良いですねー。

シンプルに生活に溶け込むような物づくりがして行きたいなと思うこの頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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僕は一生忘れないだろな

 

この夏の思い出は娘がはじめてサーフボードに立った事。

 

今まで波打ち際でちゃぷちゃぷ遊んでいた娘がこの日は、少し沖に出て

サーフボードを押して欲しいって言ってきた。

 

 

スープでゆっくり押してあげたら

一本目からゆっくりだけど立ち上がった。

 

それを見た僕は、娘との色んな思い出が

一気に頭を駆け巡った。

 

 

 

はじめて目がみえるようになった日

はじめて笑った日

はじめて泣いた日

はじめて歩いた日

はじめての雨

はじめての虹

はじめての海

はじめて自分で服を選んでオシャレした日

はじめて僕とケンカした日

はじめて抱きしめた日

 

 

子供が成長するのに色んなはじめてがある。

うまれて七年間色んなはじめてがあった。

すべてが新鮮だった。

 

その中でも特別

娘がはじめて波に乗った日を僕は一生忘れないだろな。

 

 

 

 

だって波に乗ったら自然とこんな笑顔になれちゃう

不思議な魔法に掛かった日だから。

 

 

 

 

 

そしてもう一つ

この夏に嫁さんは、病気でしばらく体調を崩していた。

色んな事が重なり二か月ほど苦しい思いもした。

 

 

 

最近ようやく海にも行けるようになったし

少しづつ体力も戻ってきた。

 

気持ち良く波に乗ってる嫁さんを見るのはやっぱり嬉しいです。

 

 

 

 

化粧もしずに日焼けもしまくり

まっ黒く焼けた肌で自分らしく生きている嫁さん。

 

近々南の方にトリップに行こうねって話してる。

元気になってくれて良かった。

 

病気と一緒に色んな悪い事が飛んで行ってくれたみたい。

 

色んなことに感謝して

素直にありがとうって思うこの頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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TVボード

 

TVボードをオーダいただき製作させていただきました。

ハーレーとバーべーキューをこよなく愛するクライアントさん。

色んなバイクイベントなどもオーガナイズされてるそうです。

 

お酒に音楽に星空の下で語りながらご飯をたべる。

乗ってる物がバイクなのかサーフボードの違いで

やってることは、結局一緒です。

みんな季節を感じて何処か旅に出たいだけです。

 

鉄板にリベットなども使った少しハードな感じの家具になりましたが

鉄好きでハーレー乗りのクライアントさんにはそれ位がちょうど良かったようです。

 

クライアントさんとは、何年か前に一度お話したことがあったのですが

TVボードを買い替えようって時に僕の事が頭に浮かんでくれて

連絡をいただけました。

何度か打つ合わせながら何処にも無い物が出来上がって喜んでいただけました。

 

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

TVボードを納品させていただいてから

せっかくなのでテーブルも椅子も合わせたいねと話が盛り上がりました。

 

次の提案もさせていただける事になったので

また楽しみがふえます。

 

ほんと有難いです!

 

 

 

いままでも何度か家具のオーダーいただき製作してきました。

正直ぼくは、家具屋さんじゃ無いしそんな営業した事もない。

 

けれども鉄ってワードで繋がって

何かの縁で誰かがオーダーしてくれて

その方のために何処にも無い物をうみだして来た。

 

これがどんだけやっても中々慣れないのです。

クライアントさんはそれぞれ思いがあるからこそ

毎回違った形になるのはあたりまえ。

 

実は、そう言う事に対応することが苦手なんじゃ無いかと思うほど

毎回苦しんでる。

 

でもね正解の近道は、無いんだよなってわかってる。

だから苦しくてもその先にある喜びに向けて

少しづつでも前に進む。

 

 

僕は、甲本ヒロとの言葉が好きです。

楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいなら,楽はしちゃダメだと思うよ

ヒロトが言った言葉が最近心にしみています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今までオーダー受けてきた製作させていただいてきた家具

 どれも思い出深い物ばかりです。

 

 すべての方にありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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