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鉄や真鍮で物づくり schmied 1535
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人類がはじめて使った金属は、なんだろうって考えていた。
知れべてみると西暦紀元前7,000年〜8,000年頃、新石器時代人によって偶然に自然銅のかたちで発見され、人 類が初めて使った金属であるといわれています。
木 材を燃料に生活していた際の炉壁などから金属が遊離することを知ったと見られます。
金属も元は、石の中から熱を加えることによって取り出される。
鉄とかは、融点がもう少し高いのでさらに人類が進化した後に使われるようになった。
金属もルーツを辿ればただの石から取り出したもの
自然の一部なんですよね。
大量生産の現代
手元に届く材料は、なんだか規則正しく冷たく
自然からは、かけ離れた物にみえる
鍛鉄や鍛金は、金属に火を通すことからはじめる
鉄は、赤いうちに叩き
銅や真鍮は、熱を加えなましてから叩く
なんだかこの火を通すことが
金属を自然の物に戻していってくれてる気がします。
金槌と当て金だけでほぼ形を作って行く
鍛金は、ほんとシンプルで手の感覚だけが頼り。
古代の人と基本的には、同じような物づくりだと思う。
紀元前4000年前と変わらない物づくり
神秘的な気持ちになる。
そして自分の手でつくり出した物
工芸ってほど綺麗な物ではないし上手でもない。
でももっと根っこにある生きるために生み出された物
人間として滲み出る物を作りたいな。
すっかり梅雨入りして雨がふったりやんだりしてますが
そんなに嫌では、ないんですよね。
雨の降った日は、気持ちもオフモードで逆にリラックスしたりしてます
蛍もみれるし
雨の日は、聴きたくなる曲があって・・・
青葉市子さんの - 雨
この歌声がまるで水滴のように繊細で
体に沁みこんでくる
雨の優しさにに気が付けてたのは、この曲のおかげ
先日、喫茶ハミングバードさんからオーダーいただいていた
コースターを製作させていただきました。
去年の12月に実際にお店にも寄らせていただいて
詳細なども打ち合わせました。
とっても素敵なご夫婦でお仕事の話もしましたが
音楽の話でも盛り上がりました。
中津川と言えば1969年に開催された伝説の全日本フォークジャンボリー
この頃のフォークソングって
人間臭いというか土臭いというか
時代背景も含めて好きなんですよね。
そんな話をはじめて出会ったのに
出来てしまうのは、嬉しいですよね。
素敵な吹きガラスの作品と一緒に使っていただけています
オーダーありがとうございました。
こちらのコースターは、厚みが0.8mmですが
ハミングバードさんに納品させていただいたコースターは、2mm
材料の厚みによって同じ形でも全く印象が違ってみえるのも
面白いなって思います。
コースターを手に触れた時の感じ方も違う
それを自分自身が感じ取るのが大切なんだと思う
色んな物をみて
ふれて
つくって
今日も自問自答・・・
その先にみえる物ってなんだろうって考えると
いつも不思議な気持ちになる
何もない砂浜でつくりだす秘密基地
子供達が遊びながらつくり出した泥団子は、ほんと素直な形
その造形にドキッとした
子供達にみえてる世界
大人になったら忘れちゃった
大人になった僕、どうしてもフィルターをかけて物をみてしまう
色んな経験してきたからかな・・・
40歳手前になって自分のフィルターを外したくなる
ほんとの目でみてみたいな色んな物
日本家屋がリノベーションでインダストリアルな空間に生まれ変わりました。
今回のクライアントさんは、鉄が大好きで
かなりマニアックな空間が出来上がりました。
螺旋階段は、リノベーションのため限られた空間の中での設置だったの
すべて現場で組み立てれるように考えて製作しました。
リノベーションは、基本的に現場の躯体の現状合わせなので制約もあり
新築よりも製作には、考えることも多くなり難しくなります。
厳しいことも言いつつも毎回僕を成長させてくれるYくん
色々と知恵をかしてくれてありがとう。
玄関の扉も鉄です。
扉を開けると玄関のような土間のようなガレージのような場所。
バイク好きのクライアントさんには、これくらいの曖昧な空間が似合っています。
吹き抜けも気持ちが良いです。
重さ80キロのコンテナの扉を
引き戸に改造して取り付けしました。
ここまで来るともとは、日本家屋だったことが信じられないくらいです。
無骨な、ブレースもオリジナルです。
はじめて打ち合わせに伺ったのが去年の12月
ちょうど解体がはじまった時でした。
こうして生まれ変わった空間をみると
いつも清々しい気持ちになる。
それにしても月日が流れるのが速いな。
この先は、鍛金でコースターのオーダーと
鍛鉄で手摺を製作します。
どちらも遠く離れたクライアントさんですが
離れた場所からでも声をかけてもらえることに有難く思います。
久しぶりのブログになってしまいました。
お正月も休みなしでここ数か月ずっと製作の時間に追われた日々をすごしていました。
時間に追われると自分を見失いそうになる。
なのでここ数か月で自分のことを分析してました。
自分のことを共感性や感受性が強いと気づいた。
いつも疲れてしまうのは、このせいなのかなと思いはじめています。
誰かが持っているネガティブなオーラとかをそのまま受け取ってしまったり
その場の空気感が悪い時は、思いっきりもっていかれる。
色んな人の感情が溢れているSNSは、やはり苦手なのもこの理由。
人の顔色ばかりを気にしていたのは、この共感性や感受性のせいだったんだなって
最近思うようになった。
何となく人が思っていることを直感的に感じれています。
でも共感性や感受性は、自然のエネルギーとは、愛称が良いなと思う。
自然の物に触れるとポカポカした気分になれて
気持ちがよい空気が自分に入ってきて最高の気分にさせてくれる
音だったり風だったり光だったり
生きづらいこともありますが
共感性や感受性は、物づくりするには、良い感覚を
僕に伝えてくれると信じてます。
自分のことを知り
そして自分らしく生きる
それがやっぱり大事
自分をされらけ出して精一杯、歌っているロックンローラーをみると
いつも勇気づけられる
もうすぐ40歳だけどそんな人生を送ってみたい
久しぶりのブログなのでついつい前置きが長くなりました。
年明けから素敵な出会いがありました。
『井上洋菓子研究所』さんから出店用の什器のオーダーをいただきました。
一人で組み立て持ち運びできるテーブルの要望だったので
脚一本づつが独立していて
どんな天板にも取り付けできるようなデザインになりました。
すべて炉に入れて叩いたので
鉄の質感がとっても素敵になりました。
仕上げは、ミツロウです。
井上洋菓子研究所さんは、とっても柔らかいオーラーが出ている素敵な方です。
そんな井上さんが作る洋菓子は、とっても美味しいです。
根尾の山奥で洋菓子つくりをしていますが出店以外は、オーダも受け付けていますよ。
みなさんにも是非食べていただきたいです。
オーダーありがとうございました。
こちらも出店用の小さなテーブル
引出が付けられるようになっています。
4月5月のオーダー分は、すべて炉に入れて叩いて製作する物ばかりで
久しぶりに腕が悲鳴を上げそうです。
でも作るのとっても楽しみです。
ここ数か月で製作した物
少しづづまたUPしていきますね。
イメージを形にして生み出す。
これってほんと凄いエネルギーが必要。
そして作り込む月日とストーリーが長いほど
工房から旅立つ時には、愛おしい気持ちになる。
最近よく感じるのがオーダーいただクライアントさんも僕に依頼する
前に色んな思いを持って来てくれているってこと。
そんな思いやストーリをじっくり聞くのが楽しみだったりして
デザインのイメージにもつながります。
旅先で出会った人に何で旅に出たの?
どうやってここに辿り着いたのってのを聞くのが
もともと大好きなのでそれに近い感覚です。
ストーリは、みえた方が面白いです。
既成の物より 手間も時間もお金もかかるのに
わざわざオーダーしてでも自分のイメージを形にしたいって
強い思いを持っている方ばかりに出会います。
このわざわざってのは、良い意味ですよ。
そんな方々の前で僕は、どう向き合えば良いのかなって
自分自身の思いの掘り下げにも繋がります。
本当に必要な人に必要な物を届けられたら最高ですよね。
日々そんな思いです。
今回は、鍛金の技法で
銅を使って照明を製作しました。
Nさん、ほんとに色々な物をオーダいただきありがとうございました。
しっかりしたイメージと思いをもっている方なので
物づくりしていてとっても楽しかったです。
ありがとうございます。
最終のオーダ分の出来上がりまでもう少しかかりますが、よろしくお願いします。
鍛金の歴史は、とっても古く紀元前4000年も前から使われていたそうです。
一枚の板から叩きだして形をつくりだす究極の技法です。
きっと一生掛かっても勉強しきれないほど奥が深いです。
これも縁あって学ばさせていただいています。
ほんと有難すぎです。
いつもありがとうございます。
この丸い銅版からはじまり
使う道具は、ハンマーと当て金だけで
あとは、手感覚だけで形をつくります。
今年は、県外のクライアントさんのオーダーが多く
静岡、茨木、三重、京都と続いています。
三重のクライアントさんは、鍛鉄を使った物だったりで
来年にかけて続きます。
少しづつですが色々と吸収させてもらい
提案できる引出しも多くなってきています。
すべてが混ざりあって自分の色になってくれたらいいな。
そしてマーケット日和でブースに遊びに来ていただいた方、ワークショップに参加していただけたみなさん
ありがとうございました。
一緒に出店していただけた辻デザイン一級建築士事務所の辻さん
ありがとうございました。
マニアックな路線のワークショップでしたが
アンテナに引っかっていただけた方は、個性的で面白い人ばかりでした。
そんな人々に出会えたのも大切なことです。
きっと色んな目線があっても良いのだろなって思えた実りある一日でした。
すっかり寒くなって秋を感じています。
あっと言う間の11月でびっくりですが昼間は、外が気持ちい良いです。
11/3にマーケット日和に参加させていただきます。
今回は、いつもお世話になっているツジデザイン一級建築士事務所さんとのコラボでの参加です。
数か月前から色んな案を練りながら辻さんと話し合い
建築の素材や物づくりの職人の道具なども
見方や切り取り方によっては、面白い物になるのではと話しながら
ワークショップのイメージも広がって行きました。
当日は、色んな建築の材料や道具や身近な生活用品などがテーブルに並べてあります。
ワークショップに参加していただく方に建築素材や職人の道具や身近にある生活の道具などを選んでいただき
実際にならべて自由に写真を撮っていただきの場で現像して
フォトフレームまで作り一つの作品として仕上げてもらうワークショップを開催いたします。
場所は、B-17です
こんなイメージの仕上がりです!
小、中、高と義務教育の中で色んなテストを受けて答え合わせをしてきた
そのたびに順位が付く。
そんなことを繰り返すと一方向からしか物をみれなくなってしまい
いつの間にか間違う事を恐れていた自分がいました。
あくまで僕の場合ですけどね。
答えは、ひとそれぞれ自分が決めて良いって今は、思っています。
最近やっとその呪縛がとれてきて広い目線で物をみることが出来るようになってきた。
物の見方ってほんとそれぞれで逆さまでみるだけで違った世界になる。
そんなことぼんやり考えてたら急に顕微鏡で物をみたらまた別世界が広がっているんじゃなかって
気になってワクワクして顕微鏡も手に入れました。
もちろんワークショップでも使っていただきます。
こんな鉄にドリルで穴をあけた時に出る切くずも
顕微鏡でのぞいたら別世界がみえます。
この15個のアイテムから実際に顕微鏡を使って写真を撮ってみました。
鉄の切くず
真鍮のつまみ
5円玉
錆びた鉄の表面は、月の表面みたい
ホッチキス
分度器
結束バンド
タップを切るハンドル
こうしてみると
モノのみかた色々で良いし
捉え方も色々が楽しいです!
なんでここにあるんだろう
いつからなんだろう
時間に重い空気がのったような感覚
だれが置いたのかな
使っていた人の生活
誰かが生きたあかし
色々と浮かぶ思い
人間は、長生きしても100歳くらい
でも物は、人の一生を超えてもまだ残りつづける
廃墟って言ったら怖い響きだけど
僕には、美術館に行って良い作品に出会えた時と同じレベルの感動がある。
誰かが生きたあかし
これからも探しに行こう
ここに向かう途中、ヤマヒルに見事に噛まれたよ
速攻パンツ下ろして確認。
泣きそうな僕の顔
それ見て友達が大笑い
そんな時に頭の中に流れていたのはもちろんStand By Meだったよ。
先日、自分の身を持って命をにかかわるような大きな出来があった。
38年間生きてきたけど あまりに突然に死と言う物を突き付けられた
その消えそうな光の中で寂しい気持ちで一杯だった そしてまだまだやり残したこと
やらなくては、ならないこと色んな感情が浮かぶ中で
自分にとってほんとに大切な事のすべてが手にとるように見えた。
一瞬だけど何かのメッセージなのかな・・・
そんな夏の終わりをむかえ 気が付くと長袖のシャツが必要になってきていて
時の流れのはやさに立ちすくみたくなる自分がいた
メッセージは、何時でもどこでも降ってくる
冷たい雨なのか
灼熱の太陽なのか
ロマンチックな星なのか
優しい光の月なのか
でもね、すべて自然のもの
どのように、とらえるかは自分次第。
雨だって考え方次第では、すべてを洗い流してくれる 素晴らしいもの
一瞬だけど何かのメッセージだったよね
ありがとう
今年になって言葉ってワード自分の中にかなり降りてきている。
ダイレクトに人に色んな事を伝えれる素晴らしいツール。
色んな言葉に触れ
言葉が大好きになった
言葉って優しいな
だらか最近いろんな歌の歌詞を読み漁ったり
詩を読んだりしている。
最近とくに心に沁みたのが
谷川俊太郎 朝
この詩が好きで何度も読み返している
また朝が来て ぼくは生きていた
夜の間の夢を すっかり忘れて ぼくは見た
柿の木の裸の枝が風にゆれ
首輪のない犬が日だまりに寝そべっているのを
百年前 ぼくはここにいなかった
百年後 ぼくはここにいないだろう
あたり前なところのようでいて
地上はきっと思いがけない場所なんだ
いつだったか子宮の中で
ぼくは 小さな小さな卵だった
それから 小さな小さな魚になって
それから 小さな小さな鳥になって
それからやっと ぼくは人間になった
十ケ月を何千億年もかかって生きて
そんなことも ぼくら復習しなきゃ
今まで予習ばっかりしすぎたから
今朝一滴の水の すきとおった冷たさが
ぼくに 人間とは何かを教える
魚たちと 鳥たちと そして
ぼくを殺すかもしれぬ けものとすら
その水を わかちあいたい
オーダーいただき
真鍮の表札とインターフォンカバーをつくらせていただきました。
上棟の前からのオーダーでした。
表札としては、かなり早い段階での打ち合わせだったので色んなデザインの可能性を考えながら進められました。
クライアントさんの言葉に何度も出てきた流動的って言葉。
流動的って流れ動くこと、また、移り変わること。
はじめからデザインを決め過ぎず話をして
その時の会話の流れの中からヒントを得て、イメージを膨らませる。
はじめ思っていた物とまったく違う物になってこそ意味がある気がします。
それが良い物をつくるために、ほんと必要なことだと思っています。
今回は、半年位で何回かプランが変わって
結果、僕もクライアントさんもはじめに想像もしてなかった素敵な表札になりました。
ありがとうございました!
表札は、3mmの真鍮の板から切り出しました。
FBを使わず板から作ったのは、インターフォンカバーと同じ材質を合わせるためです。
真鍮も金色で、どれも同じにみえるけど配合によって微妙に色が違います。
角の部分は、溶接でつくり内側をロウ付けして強度を出しました。
このピン角がデザインのポイントになっていたのでとっても拘った部分でもあります。
今回は、インターフォンカバーも手作業での孔あけでつくりました。
表札の少し不規則な刻印も味になっています。
やりたい事だらけで仕事もプライベートも色んなメッセージが降りてきてます。
今日は、七夕です
大雨ですが たまには星に願いを込めてお祈りしようかな。
明るい未来を夢見て。
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